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村上宗隆21歳は「8番打者で金メダル→清原和博以来の大記録が間近」 五輪参加組の後半戦成績を見てみると…〈週刊セパ記録〉

posted2021/08/24 11:04

 
村上宗隆21歳は「8番打者で金メダル→清原和博以来の大記録が間近」 五輪参加組の後半戦成績を見てみると…〈週刊セパ記録〉<Number Web> photograph by Kyodo News/JMPA

東京五輪決勝アメリカ戦で値千金の本塁打を放った村上宗隆。後半戦もハイパフォーマンスを見せている

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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 7月14日に中断したペナントレースは8月13日に再開した。しかし最初のカードは雨天中止もあってDeNA、ヤクルトは1試合のみだったので、次の週も併せて第17週とした。

 例年、ペナントレース中には消化試合数の差が出てくるが、今季はその格差が大きい。最も試合消化が速い楽天、ソフトバンク、中日は95試合を消化したが、日本ハムとヤクルトは88試合と7試合の差がついている。本格的な台風シーズンに向かって、試合消化が遅いチームは日程調整が厳しくなる。

8月13日から8月22日の両リーグ、投打の好成績選手

〇パ・リーグ
打撃 ※RCは打撃の総合指標
森友哉(西) 32打16安4点1盗 率.500 RC11.19
藤原恭大(ロ) 33打12安2本7点1盗 率.364 RC8.67
栗原陵矢(ソ) 27打11安2本7点1盗 率.407 RC7.51
吉田正尚(オ) 25打9安2本6点 率.360 RC7.20
島内宏明(楽) 20打6安2本3点1盗 率.300 RC6.52

 西武の森が打率5割、二塁打3本と好調。ロッテの藤原は7月に再登録されてから絶好調で、2番に定着してポイントゲッターになっている。

 本塁打は藤原、ソフトバンク栗原、オリックス吉田、楽天の島内、西武の岸潤一郎、山川穂高が2本塁打でリーグトップタイ。打点は西武の中村剛也が10打点。盗塁は西武の外崎修汰、ロッテ中村奨吾、オリックス福田周平が2盗塁を成功させている。

投手 ※PRはリーグ防御率による総合指標
岸孝之(楽)2登2勝13.1回 率0.00 PR5.01
東浜巨(ソ)1登1勝8回 率0.00 PR3.00
宮城大弥(オ)2登2勝13回 率1.38 PR2.88
スチュワート・ジュニア(ソ)2登9回 率1.00 PR2.38
山本由伸(オ)1登1勝9回 率1.00 PR2.38

 楽天、岸孝之が2試合に先発し、13.1回を無失点に抑える。ソフトバンク東浜は、14日の日本ハム戦で8回零封の好投を見せた。オリックスの宮城は2試合に先発して13回で自責点2と高い安定感だった。

 ソフトバンクはシーズン中断前にもう少しでノーヒットノーランという快投を演じたコリン・レイが退団したのが痛手だったが、代わってMLBドラフト1巡目指名を蹴ってソフトバンクに入団したスチュワート・ジュニアが再昇格し2試合9イニングで自責点1の好投を見せた。

【次ページ】 村上は5試合のみだが、丸や阪神勢を上回る大活躍

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