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高校生ブラバン+スカパラで「鬼滅の刃」、宝塚歌劇団から次回開催地パリの超オシャレな生映像… 伊藤美誠に田中将大、女子バスケらも笑顔で東京五輪閉幕
posted2021/08/09 06:00
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
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Getty Images
東京五輪は8日、33競技339種目の日程をすべて終え、閉会式が行われて幕を閉じた。
金メダル27、銀メダル14、銅メダル17の計58個と日本史上最多となるメダル数を獲得した。今大会金メダルを獲得した高藤直寿や大橋悠依、そして体操の18歳・北園丈琉らが日本国旗を持って入場。宝塚歌劇団の約20人が君が代を斉唱した。
各国の国旗入場には1964年の入場行進曲だった古関裕而・作曲の「オリンピックマーチ」を使用した。アスリート入場では競技場内の各方面から一斉に入場。1964年の東京大会以降に定着した方式をとると、上半身裸の肉体美を披露して登場する海外アスリート、そして背中にカタカナで「ドイツ」と書かれたベストを着用した関係者の姿もあった。
日本選手団は卓球の伊藤美誠、野球の田中将大や鈴木誠也ら金メダリスト、この日アメリカとの決勝戦を戦い、銀メダルを獲得した女子バスケットボール日本代表も参加し、笑顔を見せつつ、田中はインスタライブで閉会式の様子を“生配信”していた。
入場が終わると、東京スカパラダイスオーケストラや「Creepy Nuts」のDJ松永、シンガーのmiletらが登場し、スカパラはオリジナルメドレーや坂本九の名曲「上を向いて歩こう」、そしてリモート参加の東京都立片倉高等学校吹奏楽部とともに「鬼滅の刃」の主題歌「紅蓮華」などを演奏。女子・男子マラソンの表彰式後、各地の伝統舞踊の映像から「東京音頭」が流れた。
そして2024年五輪開催地となるパリへの引き継ぎ式では「ラ・マルセイエーズ」の演奏後、ベルサイユ宮殿などパリ市内をBMX、ブレイキングダンスで競技場とともに紹介するスタイリッシュな映像が流れると、エッフェル塔前には柔道の絶対王者リネールらが集結。大観衆とともに湧き上がり、戦闘機が青・白・赤のトリコロールカラーをエッフェル塔付近の空に描いた。
英公共放送BBCは公式ツイッターで「ワオ、東京が恋しいよ」とつぶやいた。17日間にわたる大会を終え、2024年、3年後のパリ五輪へのスタートとなった。
<閉会式とパリでの引き継ぎ式の写真は関連記事からもご覧になれます>