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遠藤航が長谷部誠に託された「下の世代の突き上げ」 吉田麻也、酒井宏樹…オーバーエイジ3人に見る“野心の持ち方” 

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photograph byTakuya Sugiyama/JMPA

posted2021/06/03 11:02

遠藤航が長谷部誠に託された「下の世代の突き上げ」 吉田麻也、酒井宏樹…オーバーエイジ3人に見る“野心の持ち方”<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama/JMPA

日韓戦での吉田麻也と遠藤航。そして酒井宏樹が加わるU-24日本代表は、どんな化学変化を起こすか

酒井宏樹が内田篤人を見て学んだこと

 <名言3>

 人をうまく動かせれば、とんでもない相手とも互角に戦える。

(酒井宏樹/Number957号 2018年7月19日発売)

 ◇解説◇

 2021年の今、日本で最も頼れる右サイドバックと言えば酒井宏樹だろう。9年前のロンドン五輪で吉田麻也の言葉を聞いた男は、心身ともにたくましくなって攻守に貢献している。

 今シーズンまで所属したマルセイユでは不動の定位置を渡さず、ネイマールなどのワールドクラスとマッチアップ。そしてロシアW杯でもディフェンスの中心を担い、サディオ・マネやエデン・アザールらと渡り合った。

 そんな酒井は「最近になって良く分かるようになったんです」と、ロシアW杯の時に語ったことがある。

 そこで気づいた点とは、代表で同じポジションだった内田篤人の凄みだった。ザックジャパンの頃は内田の2番手という扱いだった酒井だが、周囲との連係で巧みに守る内田のプレーから学び、世界で通用する守備力を身につけたのだ。

 遠藤、吉田、酒井がオーバーエイジで加わったU-24日本代表は、3日急きょ中止になったジャマイカ戦に代わるチャリティーマッチとして、A代表と対戦することになった。

 U-24日本代表は札幌→福岡の移動を挟み、中1日でU-24ガーナ代表と戦うというイレギュラーな日程になったため、選手のコンディション面に懸念がある。ただ異例の“兄弟マッチ”を含めて、3人がどのようにチーム作りに影響を与えていくか、注目ポイントであることは間違いない。

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