「東京の2000mなら持ちそうな気がします」

　グランアレグリアの次走は、中2週で、同じ東京芝1600mの安田記念になる模様。

　06年の第1回ヴィクトリアマイルをダンスインザムードで制して以来、このレース2勝目をマークした藤沢師は「東京の2000mなら持ちそうな気がします」と、秋は天皇賞に向かう意思があることを明らかにした。

　確かに、2コーナーにつながる引き込み線からのスタートとなる東京芝2000mなら、最初のコーナーさえスムーズにクリアすれば、長い向正面で折り合いをつけ、最後の直線でスパートする――という、東京芝1600mに近いリズムで走ることができる。

　来年2月限りで引退する伯楽の「最後の傑作」と言うべきグランアレグリア。これからも、さらに大きな楽しみと驚きを与えてくれそうだ。