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インディアンスが振り返る“敗者復活戦のハプニング”「ぺこぱは宣伝カーにかき消され、ニッポンの社長は夕焼小焼がカブった」

posted2021/04/29 11:02

 
インディアンスが振り返る“敗者復活戦のハプニング”「ぺこぱは宣伝カーにかき消され、ニッポンの社長は夕焼小焼がカブった」<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

インディアンスの田渕章裕(左、ボケ担当、35歳)ときむ(右、ツッコミ担当、33歳)

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中村計

中村計Kei Nakamura

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Hideki Sugiyama

「あれは漫才じゃない」――2020年のM-1はなぜあれほどの賛否を呼んだのか? 出場した漫才師たちのインタビューから、その答えに迫っていく。
準決勝で1度敗れたものの15組での争いを勝ち抜いたインディアンス。敗者復活戦“屋外ならでは”のトラブルを振り返る。(全3回の2回目/#1#3へ)

――それにしても、今回の敗者復活戦は寒かったですね。天気はよかったのですが、気温が低く、風も強くて。

田渕 僕らの敗者復活戦ネタ順は5番目だったんですけど、今回ばかりは早めでよかったのかなと。まだ、お客さんも元気でしたから。観ていたら、日が落ちるにつれて、お客さんがどんどん着込んでいってる感じがあったので、後ろ過ぎるのも不利だったかなと思います。

――それと、今回はハプニングが目立ちました。7番手のぺこぱのときは、出だしのところで音楽グループの宣伝カーだったんでしょうか、大音量のトラックが通過し、ほとんど聞こえなくなりました。

田渕 あれはかわいそうでしたね。敗者復活戦会場はテレビ朝日の野外なので、道路がむちゃくちゃ近い。車の騒音が入ってしまうのは、もはや敗者復活戦名物みたいになってるところがありますよね。

きむ 3年前(2018年)、ミキの昴生さんがバイクの音がすごくて、「すごい音、鳴ってる……」みたいに言うたら、すごいウケたんですよね。ミキはその年、敗者復活を勝ち上がってますから。だから僕もヤンキーが出てくるネタやったんで、バイクとか通ってくれたらいいなと思ってたんです。「あ、仲間来たわ」ぐらいに言おうかなと思っていて。

「ニッポンの社長、控室は大爆笑でしたけどね」

――それから最終出番、15番目のニッポンの社長のときは、夕方5時ちょうどに重なって、どこかのスピーカーから夕焼け小焼けのメロディーが流れてきて……。

【次ページ】 「ニッポンの社長、控室は大爆笑でしたけどね」

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