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【松山英樹マスターズ優勝】「また回りたいなあ。今から回れないかな」2011年のベストアマで示した実力と秘話
text by
雨宮圭吾Keigo Amemiya
photograph byAFLO
posted2021/04/12 09:45
2011年のマスターズでベストアマに輝いた松山英樹
コロナ禍によって2020年は秋開催となったが
新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、PGAツアーも“第5のメジャー”とも呼ばれる3月のプレーヤーズ選手権の第1日を最後に中断された。その日、コースレコードで首位発進した松山のプレーも幻となった。すでに戦後初めての延期が決まっていたマスターズは、今月6日に代替日程が発表され、11月12~15日に開催される予定である。
例年ならオーガスタナショナルGCは4月の大会後から10月までクローズとなる。厳格なメンバーシップ制度があるために、その期間はもちろんのこと、我々が大会週以外でその姿を拝める機会はまったく存在しないと言っていい。
緑に包まれ、アーメンコーナーやコースのあちこちに咲き誇る花々とともに春の訪れを告げてくれたオーガスタの景色が、秋開催によってどのように変わるのか。
グリーンの下に温度と水分を管理する特殊配管装置「サブエアシステム」を埋設して徹底したコンディション管理を行い、トーナメントウィークに合わせて花の咲く時期までコントロールすると噂されたマスターズの主催者である。秋の祭典にふさわしい完璧なしつらえをしてくるのではないか。ひょっとしたら秋にアザレアの花を咲かせることだってしてしまうかもしれない。
これから7カ月、パンデミックの収束が少しでも期待できる状況になっていたら、そんなことを楽しみにして、開幕の日を待つことができるはずなのだ。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。