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《箱根駅伝2021準優勝》創価大の大躍進 聖教新聞はどう報じたのか 

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プチ鹿島

プチ鹿島Petit Kashima

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photograph by1月4日付の聖教新聞一面より

posted2021/01/07 21:00

《箱根駅伝2021準優勝》創価大の大躍進 聖教新聞はどう報じたのか<Number Web> photograph by 1月4日付の聖教新聞一面より

 丁寧に対応してくださったのでうれしくなり「100円入れさせて頂きます」とつい小さな見得を切る私。それにしても何度電話しても出ない理由がわかった。1人で切り盛りしてるならそりゃ忙しいだろう。いや、配達する部数が以前ほど多くないから1人でも可能ということか? 新聞販売店の現状を少し見た思いであった。

 ちなみに、

「今日こうして電話での問い合わせって結構ありましたか」と尋ねると、「電話は今回が初めてですけど、店頭に買いに来る人は多いですよ」とのこと。

 ラグビーW杯2019では「にわか」ファンが出現したが、今回の駅伝では創価大の「にわか」ファンが誕生しているのか⁉

 というか私も「にわか創価」だと思われたかもしれない。…表現がややこしいのでこのへんでやめておきます。

 では聖教新聞の1月4日付の紙面を見てみよう。1月2日と3日は休刊だったので駅伝の記事は往路も復路も本日付の紙面にまとめて載っているという。

 パッと開くと一面には大きな写真。往路初優勝のゴールテープを切る5区・三上雄太選手。

 見出しは箱根駅伝 創価大学が往路優勝

 2面と3面を開くと創価旋風 箱根路を席巻』『大活躍に喝采

 壮観! 圧倒的な「優勝」感!

専門紙ならではの「お祭り紙面」

 かつてデイリースポーツは金本監督の初開幕戦を『超攻めた開幕戦 金本監督最強のチームを作ろう』(2016年3月26日)と劇的に伝えた。一面の真ん中は金本監督の満面の笑みで見出しも写真もお祭りモード。しかしよく読むと試合は負けていた。あの紙面を今回の聖教新聞で思い出した。

 でもいいんです。往路優勝したことは間違いない。このお祭り紙面は「専門紙」ならでは。

 一面記事の冒頭には「おめでとう! 開学50周年を飾る歴史的快挙!」

 そんな節目の年だったのか創価大。そりゃ盛り上がる。

【次ページ】 今回の躍進に「信仰のおかげ」はあったのか?

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