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戦力外通告のとき、プロ野球選手が語ること「野球人としては生き続ける」「若い選手に自分が苦しんでる姿を…」

posted2020/11/22 21:00

 
戦力外通告のとき、プロ野球選手が語ること「野球人としては生き続ける」「若い選手に自分が苦しんでる姿を…」<Number Web> photograph by KYODO

記者会見で引退を発表後、花束を贈られる黒木知宏投手

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NumberWeb編集部

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雑誌「Sports Graphic Number」と「Number Web」に掲載された記事のなかから、トップアスリートや指導者たちの「名言」を紹介します。今回はプロ野球選手が戦力外通告を受けたあとに語った、印象的な3つの言葉です。

<名言1>

選手としてはやめるかもしれないけど、野球人としては生き続けるわけですから。
(黒木知宏/698号 2008年2月21日発売)

◇解説◇

 2007年9月24日、ロッテのイースタンリーグ最終戦。二番手投手として黒木はマウンドに上がった。

 翌日以降も黒木は浦和の二軍練習場でトレーニングを続けたが、一軍には呼ばれなかった。そして10月2日に戦力外通告。

 11月にはトライアウトを受験し、現役続行を視野に入れていたが、年も押し迫った12月にユニフォームを脱ぐという決断を下した。

「一度、離れたところから野球を見てみようと。そして、好きな野球に対して、違った形で恩返しをしていこう」と、解説者へ転身した。

 それから6年。帰ってきた“ジョニー”は2013年シーズンから日本ハムの一軍投手コーチに就任し、2017年まで務めた。

【次ページ】 見えないところでは人一倍過酷なトレーニングを

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