「想像できない世界を一緒に見たい」

　特技である「野球」で脚光を浴び、一躍人気者になったティモンディ。大きな目標の1つでもあった始球式の実現は、再び新たなスタート地点に立ったことを意味している。

　2人の今後の目標は？

「サンドさんもM-1で優勝してスターになった。お笑い芸人にとって賞レースは、甲子園で勝つようなもの。地方予選一回戦、二回戦負けの僕らがテレビに出させてもらっていること自体恵まれていると思っているし、職業としては（賞レースは）頑張らないといけない。でも高岸が誘ってくれたからこそ、僕は今の世界にいるわけですから、高岸がやりたいこと、これまでできなかったことを全部叶えてやりたい。優先順位としてはそれが上ですね。プロのマウンドに立つという意味では始球式もそうでした。メジャーの始球式なのか、オリンピックで国歌斉唱なのか、これからも想像できない世界を一緒に見られるように頑張りたいです」（前田）

「僕はどんな時でもみんなを前向きに、応援していくことが目標。それができるのであればどんなチャレンジでもするし、僕が示すことで実現できることがあるならどんなトライでもする。やればできる！」（高岸）

　大きな声でなんども繰り返す高岸を、前田は微笑ましく見つめている。上甲監督はそんな2人をどんな思いで見守っているだろうか。

【びっくり！】10年前のNumberに高岸の名前があった…済美高校時代の投球フォームを全部見る！（全19枚）

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。