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日本女子バスケのホープ林真帆。
世界との差を感じたシカゴでの日々。 

text by

宮地陽子

宮地陽子Yoko Miyaji

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photograph byYoko Miyaji

posted2020/04/28 11:00

日本女子バスケのホープ林真帆。世界との差を感じたシカゴでの日々。<Number Web> photograph by Yoko Miyaji

より上のレベルのバスケットボールを知ることで、さらに好きになる……林真帆の挑戦は始まったばかりだ。

「プロだったり、日本代表として頑張りたいなって」

 林にとって、世界を知っている恩塚コーチのもとで学べる東京医療保健大は、近い将来に世界に挑むための準備をする場でもある。

 高校卒業にあたってWリーグのチームからも勧誘されたが、それでも大学に行くことにしたのは、まだ学び、成長しなくてはいけないことがあると自覚してのことだった。

「自分はシュートだけで、シュート以外の強みっていうのがあまり……というか、全然なかったので、もっと、そういう技術などいろんなことを学んでから、プロだったり、日本代表として頑張りたいなっていう思いがすごくあった。それで、この大学を選びました。もっとうまくなりたいっていうのがまずあって。そのためにと考えたときに、恩塚さんのところで学ぶのが一番いいかなって。すごく丁寧に教えてくださって、ここに行きたいなって」

 世界を見て、夢は大きくなったが、そのための足元はしっかりと堅実だ。オリンピックにしても、目指すのは来年夏に延期になった東京五輪ではなく、4年後のパリ五輪。

「さすがにまだ、今の自分のレベルはそこまでいっていないなって思うので。でも、もっとうまくなって、日本代表に入りたいなって思います。オリンピックは中学のころからの目標。最近はその先のことも挑戦してみたいなっていう気持ちが出てきました」

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