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藤田菜七子が武豊とサウジ遠征に!
3年前の悔しさを晴らす絶好の機会。
posted2020/01/31 19:00
text by
平松さとしSatoshi Hiramatsu
photograph by
Satoshi Hiramatsu
現在サウジアラビアでこの原稿を執筆している。2月29日に行われる第1回サウジカップを前に現地時間1月29日、芝コースの試走が行われた。ウィリアム・ビュイック騎手、ジェームズ・ドイル騎手、ダニエル・タドホープ騎手、そしてランフランコ・デットーリ騎手がこれに参加、芝コースの感触を確かめた。
各ジョッキーとも総じて好感触を得たようで、デットーリ騎手は「固めの馬場なので間違いなく日本馬向きだね」とウインクをしてみせた。
さて、そのサウジカップデーの前日にはジョッキーの招待レースが開催される事も決定している。
今回、現地でその詳細を質問したのだが、運営する側も何しろ今回が初めての試み。なかなかまともな答えが返って来ない。「I don't know」と答えられる事もたびたびで、正確な情報を掴み辛いのだが、既に広く伝えられているように招待レースには日本から武豊騎手と藤田菜七子騎手が参戦する事は決定している。
また、デットーリ騎手も呼ばれており、今回顔を合わせた彼は「早くここでユタカに会いたいね」と語っていた。
2人が招待された2017年のマカオ。
武豊騎手と藤田菜七子騎手が同時に招待されたのは過去に一度、2017年のマカオであった。国際男女混合ジョッキーズチャレンジというイベントに共に呼ばれたのだ。
同イベントは男性騎手と女性騎手が一対になってチームを組み、団体戦の様相も込みで行われた。
もっとも男女の組み合わせはくじ引きで決められるため、日本人の2人は別々のチーム。武豊騎手はブラジルの女性騎手であるJ・アウヴェス・デ・レモスと、藤田菜七子騎手はフランス人のオリビエ・ドゥルーズ騎手とチームを組む事となった。
このイベントでは各ジョッキーがそれぞれ3レースに騎乗して、覇を競った。また、日本の2人のジョッキーは共にエキストラでも3レースの騎乗を得たため、それぞれ6レースに騎乗、対戦した。