中村匠吾の名言
いまも、あの時の駆け引きはありありと思い出せます。
中村匠吾(陸上)
マラソングランドチャレンジで見事な2段階スパートを決めて東京五輪の座を獲得した中村。そのレースの大本命であった大迫傑との競り合いは、5年前の箱根駅伝でも行われていた。2014年の1区、大迫参戦の噂はライバルたちの耳にも届いていた。飛ばした大迫がペースを落とすと東洋大・田口雅也、駒沢大の中村が次々と仕掛け、最終的に鶴見に1位でやってきたのは日体大の山中秀仁。大迫という希代のランナーの存在が緊迫したレース展開を生んだ。
Number992号(2019/12/12)
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