福良淳一の名言
ぼくらが飽きてすぐやめるようなことを、イチローは何十年も続けてきたんです。
福良淳一(プロ野球)
2019/05/20
1994年、当時の日本記録となるシーズン210安打を放ったイチロー。天才打者が出現したと世間は騒ぎ立てる中で、オリックス・ブルーウェーブの同僚は彼の努力を目の当たりにしていた。当時、主に2番打者を務めていた福良は「練習ではまったくバットを折らないんです」、「ホームランを狙ったら、確実にシーズン30本以上は打ったと思いますよ」と絶賛した。何より記憶に深く焼き付いているのは、イチローの野球に臨む姿勢である。「結局のところ、彼が一番すごいのは、ひとつのことを根気強く続けるところですよ」。継続は力なり。それを体現していたのだ。
Number976号(2019/04/11)