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無敗の皐月賞馬=名馬という歴史。
サートゥルナーリアは本当に1強か。
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byYuji Takahashi
posted2019/04/13 09:00
まだ底を見せていないサートゥルナーリア。クラシック戦線の1強に躍り出ることができるか。
もう1頭の無敗馬も可能性は充分。
ということで、印を。
◎サートゥルナーリア
○ダノンキングリー
▲ヴェロックス
サートゥルナーリア同様、無敗の皐月賞馬の座を狙うダノンキングリーは、前走の共同通信杯で、斤量が2歳王者アドマイヤマーズより1キロ軽い56キロだったことを考えても、強い内容で制した。過去10年で12頭が皐月賞に出走し、4頭が勝っている共同通信杯からの参戦という、既存の「常識」にかなったローテーションだ。
この使われ方で勝った4頭のうち3頭が同じ関東馬だし、中間はノーザンファーム天栄で調整されていた。時流にも乗っており、こちらが冒頭に挙げた歴史的名馬のリストに名を連ねる可能性も充分ある。
無敗馬同士の一騎討ちとなるか。それとも伏兵が割って入るのか。平成最後の皐月賞は、見応えのあるレースになりそうだ。