マスクの窓から野球を見ればBACK NUMBER
センバツの裏で九州の逸材を発見。
熊本には11球団のスカウトが集結!?
text by
安倍昌彦Masahiko Abe
photograph byHideki Sugiyama
posted2019/04/04 07:00
センバツの時期も、出場しない学校にとっては夏のための大切な準備期間である。全国で熱い準備が進んでいる。
U18日本代表の経験も彼を大きくするだろう。
広さで有名な藤崎台でもミートしただけで放り込むと聞いていたバッティングのほうは、相手バッテリー徹底マークの3四球で、私にとっては“空振り”だったが、明確なトップがとれていて、同じ見送りでも、打ちにいってやめられるバッティング習慣は好ましいし、ウェイティングサークルでも投手のフォームに合わせてタイミングをとってはトップを作っている心がけは、そういうところをいい加減にしている選手も多い中で、えらい! と思う。
報道によると、「U18ワールドカップ」の1次候補37人の中に選ばれたようだ。
もしかしたら、自分のスキルを見てもらうことよりも、人の野球をじっくり観察、体感することのほうが有益な集まりなのかもしれない。全国から集まる腕利きたちのプレーを目の当たりにしながら、いろんなことに“ビックリ”してきてくれたら……と、心から願っている。