SCORE CARDBACK NUMBER
ニューイヤー駅伝に見た、双子選手の活躍と理由。~村山兄弟、市田兄弟が揃う旭化成。過去には宗兄弟も~
text by
矢内由美子Yumiko Yanai
photograph byKYODO
posted2017/01/14 17:00
村山謙太から市田宏へのタスキリレー。2人とも実績で兄弟に差をつけられた所から奮起。
元日の上州路を駆け抜けるニューイヤー駅伝(全日本実業団駅伝〔群馬県庁発着=7区間、100km〕)で、2組の双子ランナーが出場した旭化成が18年ぶり22回目の優勝を飾った。
旭化成と言えば'70年代から'90年代にかけて6連覇を2度達成している古豪であり、元祖ツインズとして知られる宗茂&猛兄弟が大活躍した名門チーム。久々の栄冠の立役者が双子ランナーであることは、往年の陸上ファンに感慨深い思いをもたらしたのではないか。
今回、優勝の原動力になった村山謙太&紘太、市田孝&宏はともに箱根駅伝を経験した大卒2年目の選手たちだ。