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忘れ難き“小さな怪人”、ジプシー・ジョー、逝く。~ラッシャー木村を輝かせた好敵手~ 

text by

門馬忠雄

門馬忠雄Tadao Monma

PROFILE

posted2016/07/23 07:00

 相次ぐ訃報に胸が痛む。

 1970年代後半から'80年代にかけ、国際プロレス、全日本プロレスで大暴れしたプエルトリコ出身で米国籍のレスラー、ジプシー・ジョーさん(本名ヒルベルト・メレンデス)が6月15日、米テネシー州ナッシュビルで亡くなった。死因は不明、82歳だった。

“放浪の殺し屋”。ネーミングからして怪しかった。スペインのバスク地方出身で若い頃、殺人を犯し流浪の身となって世界を股にかけ暴れまくるタフな奴、という触れ込み。

 '75年9月、国際のマットに初上陸。176cm、105kgの小さな体で暴走、会場の窓枠や壁までブチ壊し、「ファイトマネー以上に出費がかさむ」と吉原功社長(故人)を悩ませたレジェンドだ。

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ジプシー・ジョー

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