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松山英樹は“別世界”にいた。~丸山茂樹が「理解できない」というレベルの選手へ~
text by
丸山茂樹Shigeki Maruyama
photograph byGetty Images
posted2017/07/06 07:00
14位で迎えた最終日にベストスコア66と猛追し、通算12アンダー、首位と4打差の2位タイに。
松山がゴルフの四大メジャー大会の1つ全米オープンで日本人最高に並ぶ2位タイとなった。メジャー制覇近しと思わせる圧倒的なプレーを丸山茂樹はどう見たか。
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松山英樹が全米オープンで優勝目前まで迫りました。表現するなら、本当に「夢」という字をあと一筆で書けそうなところまで行ってくれたと思います。僕も含めて多くの人がそう感じたと思いますが、ただ彼はもっとそれ以上の、必ず勝てる日が来るという確信をつかんだんじゃないか、という気がします。それというのも優勝したブルックス・ケプカ(米国)は確かにすごかったですけど、それ以外の選手はリッキー・ファウラー(同)でさえも最終日は特に苦しそうにプレーしていましたから。それに対して英樹はティーボックス1個前でプレーしているんじゃないかと思ってしまうくらい、チャンスに寄せていた。最終日のミスというミスは15番のティーショットだけだったのではないかなと。世界ランク4位(全米オープン終了後、2位に浮上)という肩書き以上に、トッププロの中でもさらに“別世界”でやっていたような感じを受けました。