米田功の名言
練習しないで強い選手じゃなくて、練習して強い選手がいい。
米田功(体操)
2018/06/30
2004年アテネ五輪では日本のエースとして団体で金メダルを獲得した米田だが、活躍し始めたのは社会人になってからで“遅咲きのエース”と呼ばれていた。大学4年時、1999年の世界選手権では練習態度の悪さから推薦を得られず、派遣されなかった。「少ない練習で強いのがカッコいいと思ってたんですよ。いま考えたら、本当にアホな考え方なんですけど。髪の毛も茶色で、NHK杯に勝った時は『茶髪の21歳』とか新聞に書かれて(笑)。それで協会の先生たちも評価しなかったんだと思います」。その後シドニー五輪代表選考会のNHK杯で惨敗。「シドニーは絶対に出られると思ってたんで、あれに外れて、考え方、変わりました。他人は関係なしに練習する。そういう感じになりました」。挫折と悔しさは、男を変えるのだ。
Number602号(2004/05/13)