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明大ラグビーは今度こそ甦るか。
新コーチが語る帝京大との差とは。 

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大友信彦

大友信彦Nobuhiko Otomo

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photograph byNobuhiko Otomo

posted2017/12/21 07:00

明大ラグビーは今度こそ甦るか。新コーチが語る帝京大との差とは。<Number Web> photograph by Nobuhiko Otomo

12月3日、秩父宮ラグビー場で行なわれた早明戦勝利の瞬間。両手を突き上げる背番号4が古川満主将。

「オレたちはこれだ、これを信じて戦うんだ」

「試合中の相手の状態を見て、ゲームをコントロールできた。マネジメントの面で、選手が成長した試合だったと思う」

 田中はそう言って、続けた。

「今日のテーマは『BELIEVE』でした。自分たちのやってきたことを信じて、仲間を信じて、ガマンし続けよう。早明戦は意地のぶつかりあい。今日はその中で『オレたちはこれだ、これを信じて戦うんだ』というものを掴んでくれたと思う」

 というわけで、大学選手権はここからが佳境だ。明大は、京産大へのリベンジを果たせるだろうか。そこに勝ったとして、次のターゲットには待ち望む相手が来てくれるだろうか。

 すべては予測できないし、状況は刻々と変わる。その中で、最善と思える手はこれだと決め、それを共有して、皆で信じて戦う。戦いの中で、選手たちは、どこまで成長する姿を見せてくれるだろうか――。

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