Jをめぐる冒険BACK NUMBER
森保ジャパン初陣、U-20W杯組ゼロ。
東京五輪世代は「すべてが競争」。
text by
飯尾篤史Atsushi Iio
photograph byGetty Images
posted2017/12/12 17:10
タイ戦でゴールを決めた神谷(10番)など、U-20W杯不選出組でも逸材は多い。森保監督は彼らの才能を逐一チェックしている。
今日のパフォーマンスが悪ければ、次の試合に……。
もちろん、今大会におけるチーム内の争いも激しい。
北朝鮮戦で2ゴールをマークした上田は「今日のパフォーマンスが悪ければ、次の試合に繋がらないと自分の中では思っていた」ときっぱりと言った。
果たして、この2試合で誰がアピールに成功し、15日の最終戦のピッチに立つのか。来年1月のU-23アジア選手権にも招集される選手はいるのか。森保監督が言う。
「どれだけ変えるか、まったく別チームにするかは分からないです。すべて決めているわけではないので。この年代、すべてが競争だと思いますし、たくさんの選手を観ながら、チェックしながら、チーム作りをしていきたいと思います」
リオ五輪を目指す手倉森ジャパンが'14年1月のU-22アジア選手権オマーン大会で立ち上げられたときには、まだ始まったばかり、といった雰囲気があった。
だが、東京五輪出場が決まっている森保ジャパンには、すでにサバイバルの雰囲気が強烈に立ち込めている。