2011年の棚橋弘至と中邑真輔

2011年の棚橋弘至と中邑真輔

2017年11月16日発売
定価:本体1800円+税

〇〇年シリーズ、著者待望の新作!

 2000年代半ば、危機的な状況にあった新日本プロレスの人気が復活するためには、多大なる努力と、長い時間が必要であり、常にその先頭に立っていたのが、ふたりのエース、棚橋弘至と中邑真輔だった。

 総合格闘技とは異なるプロレスの魅力をアピールして、新しいファンを呼び込もうとする“100年にひとりの逸材”。総合格闘技と関わることで、プロレスの強さを見せつけようとする“キング・オブ・ストロング・スタイル”。

 まったく異なる方法論を持つふたりのライバル関係は、2011年に転機を迎える。

 棚橋弘至が断然たる新日本プロレスのエースとなり、中邑真輔はエースの座から追い落とされてしまったのだ。

 だが、中邑真輔の真の魅力が開花するのはここからだった――。

 ふたりのスターによるプロレス再生の物語。

目次

第1章

  • ターナー・ザ・インサート

第2章

  • 王国の破壊者

第3章

  • スキャンダル

第4章

  • 優しいアマチュアレスラー

第5章

  • 若き王者の誕生

第6章

  • ストロングスタイルという幻

第7章

  • リベンジマッチ

第8章

  • 猪木との訣別

第9章

  • 愛してます

第10章

  • 平成のベストバウト

第11章

  • エースはひとりだけ

第12章

  • CHAOS

第13章

  • 2011

第14章

  • イヤァオ!

第15章

  • 別れ

著者プロフィール

柳澤健氏

柳澤 健やなぎさわ たけし

1960年、東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、メーカー勤務を経て、文藝春秋に入社。編集者として『スポーツ・グラフィック ナンバー』などに在籍し、2003年にフリーライターとなる。'07年に処女作『1976年のアントニオ猪木』を発表。著書に『1984年のUWF』 『1985年のクラッシュ・ギャルズ』(ともに文藝春秋)『1993年の女子プロレス』(双葉社)『日本レスリングの物語』(岩波書店)『1964年のジャイアント馬場』(双葉社)『1974年のサマークリスマス 林美雄とパックインミュージックの時代』(集英社)『日本史を精神分析する』(岸田秀との共著 亜紀書房)がある。

ページトップ