ニッポン野球音頭BACK NUMBER
打者を“ビビらせる”豪快フォーム。
DeNAドラ8進藤拓也に威圧感あり。
text by

日比野恭三Kyozo Hibino
photograph byKyodo News
posted2017/04/12 07:00

長身を生かしたフォームから伸びてくる右腕。進藤の変則投法は初見のバッターにとって厄介なことこの上ない。
3/3 ページ目
この記事を1ページ目から読む
「怖がらせて、踏み込ませない」迫力は大きな武器。
進藤も、自身の強みを端的に言う。
「ダイナミックなフォームでバッターを威圧する。怖がらせて、踏み込ませないのが自分の持ち味だと思っています」
緊迫した状況での場数を踏むこと、メンタルのコントロール、そして制球力などの技術的な課題。これから、もっともっと磨かねばならないことはたしかに多いのだろうが、打者を「怖がらせて、踏み込ませない」迫力は他の投手にはない大きな、大きな武器であり、プロ野球選手としての大切な魅力だ。
さらなる飛躍を期すにあたっても、そこだけは失わないでほしい。
