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五輪ゴルフの競技形式、ベストは?
国別チーム戦か、それとも個人戦か。
posted2016/12/25 07:00
text by
南しずかShizuka Minami
photograph by
Shizuka Minami
そろそろ2016年も終わりである。
今年の女子ゴルフ界の一大ニュースは「1世紀以上ぶりの五輪競技への復活」で決まりだろう。
リオ五輪開始前まではどうなるか予想がつかなかったが、いざ始まってみると、最年少出場となったインドのアディティ・アショクが予選ラウンドでスコアを伸ばせばインドメディアが一斉にニュースを報じ、金メダルを獲得した朴仁妃の母国の韓国では、'98年に朴セリが全米女子で優勝した時に匹敵する視聴率を叩き出した。
普段のメジャー大会をはるかに上回る注目度だった。
ゴルフ専門の放送局「ゴルフチャンネル」によると、リオ五輪女子ゴルフの大会最終日は、今季の女子ゴルフの最高視聴者数だったというので、間違いなく五輪の影響力は絶大だったと言える。
ゴルフの普及という最大の目標を達成できたのだから、五輪ゴルフは大成功と言っていい。
五輪でもっと盛り上がるためには、競技形式の変更も。
一方で、観客数は普段のトーナメントとさほど変わらず、最終日のチケットが完売し大歓声で盛り上がった男子と比べて、女子のそれは閑散としている感じは否めなかった。
「次回はライダーカップやソルハイムカップのように、もっと盛り上がって欲しいですよね」
日本のTBS放送でリオ五輪・女子ゴルフの解説を務めた有村智恵は、五輪の女子ゴルフをさらに盛り上げるために、競技形式の変更は選択肢の1つだと言う。