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DeNA、初CSこそ挑戦者の立場で!
中畑氏が推奨する“イケイケ戦略”。
text by
日比野恭三Kyozo Hibino
photograph byNIKKAN SPORTS
posted2016/10/07 11:30
短期決戦ではラッキーボーイの存在は必須。ラミレス監督はどのような指針で初のCSに臨んでくるのか。
手堅く1点か、いつも通りの積極的なスタイルか?
目前のライバルを猛打で押し切った記憶がいまだ鮮やかなだけに、中畑さんの言う“イケイケ戦略”が実を結びそうな予感はある。社会人チームとの練習試合の結果を見ても、中軸のバットは振れている。もちろん積極性が裏目に出て淡泊な攻撃に終始するリスクもあり、何が正解なのかは蓋を開けてみるまで誰にも分からない。
2勝で突破となるCSファーストステージは、短期決戦中の短期決戦だ。過去9年のうち第1戦の勝利チームが突破を果たした例は実に8度。それだけ初戦の持つ意味は重い。
手堅く1点をもぎ取りにいくのか。それとも、積極的な攻撃スタイルに賭けるのか――。
初めてづくしの舞台に臨むラミレスDeNA。まずは10月8日の初戦、チームを躍進させた指揮官は果たしてどんな戦い方を選択するのだろうか?