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北島康介を超えられるか?
五輪の“お家芸”平泳ぎの継承者達。
text by
松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph byShingo Ito/AFLO SPORT
posted2016/06/26 11:30
渡辺(左)、小関とも初の五輪。日本選手権後、渡辺は「日本のブレスト界を引っ張っていきたい」と力を込めた。
「狙うなら金メダル」「平泳ぎ界を引っ張りたい」
平泳ぎ200mの世界ランク(6月23日現在)は、小関が3位、渡辺が6位。
現段階からレベルアップができれば、表彰台も夢ではないところにいる2人は、使命感も感じている。
「(オリンピックでは)狙うなら金メダルです。金を獲ってこそ、日本の平泳ぎ選手として一人前になれると思います」
小関が言えば、渡辺も言う。
「北島さんが作ってきたものを続けていけるように、日本の平泳ぎ界を引っ張りたいと思っています」
偉大な第一人者の姿はない。だが、残してきた歴史は継いでいかなければならない。そんな気概を抱きつつ、小関と渡辺はリオデジャネイロ五輪に臨もうとしている。