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<動画あり>中村憲剛のEURO予想。
名鑑片手に煩悶、日程の計算まで!?
posted2016/06/17 13:00
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph by
Asami Enomoto
EURO 2016開幕を目前に控えた6月初旬のある日。午前練習を終えた中村憲剛が、インタビュールームに姿を現した。その手にはNumber PLUS「EURO 2016 欧州蹴球読本」。Number904号(「EURO 2016 FRANCE 日本代表が語る優勝国予想。」)の取材のため、名鑑でチェックしてきたらしい。
こうした大会予想は、過去にも何度か経験している。しかし、グループリーグ各グループの順位付け、決勝トーナメント進出チーム、また、どのグループの3位が決勝トーナメントに進出するのか、それらを自ら表に書きこみながら進めていくスタイルは、なかなかなかった経験だという。
「これ、楽しい」
「俺、競馬の予想屋みたい」
赤ペン片手に楽しみながら各グループの順位をつけていく中村。しかし、予想を進めていくうちに、「やっぱり(予想するのは)簡単なことじゃないですね。大ハズレだったら……ごめんなさい!」と頭を抱える場面も見られた。
徐々に真剣になる表情。予想に没頭するあまり、ペンのふたも閉め忘れるほど集中していた。
「ジャイアントキリングばかりじゃ面白くない」
中村憲剛的グループリーグ注目ポイントの1つは、ズバリ、「大国と呼ばれる国が勝てるかどうか」。グループ3位でも結果次第では突破できる可能性があり、番狂わせも起こりやすい状況だと読んだ。
EUROは長丁場の欧州シーズンが終わった直後の大会。それだけに、チーム戦術は勿論、コンディション調整がグループリーグ突破のカギとなり、下克上も起こりうるとみられる中、「ジャイアントキリングばかりじゃ面白くない」と持論を展開。