フィギュアスケート、氷上の華BACK NUMBER
ハビエル・フェルナンデスが3連覇!
欧州フィギュアで26年ぶり偉業達成。
text by
田村明子Akiko Tamura
photograph byAP/AFLO
posted2015/02/02 16:30
欧州選手権の表彰台。左からコフトゥン、フェルナンデス、ボロノフ。「(3連覇を成し遂げて)このメダルは他のメダルより少し特別になった。母国に小さな歴史を刻めたと思う」とコメントを出したフェルナンデス。
上海で、日本男子の表彰台独占はあるか?
かつて世界選手権タイトルは、欧州王者と全米あるいはカナダチャンピオンの間で競われるという時代が長く続いていた。だが現在では、世界中が日本の選手に注目するようになった。
今季の全米、カナダ選手権、欧州選手権の演技だけで予測するならば、実力を出し切れば上海で日本男子3人が表彰台を独占してもおかしくない。
もっとも本番になると、なかなかそう計算どおりにいかないのが、フィギュアスケートの試合ではあるが――。
フェルナンデスのようなベテランは、世界選手権にあわせて完璧に調整をしてくるだろうし、ジェイソン・ブラウン(20歳/米国)、アダム・リッポン(25歳/米国)、マキシム・コフトゥンらも初の世界選手権メダルがのどから手が出るほど欲しいはずだ。
シーズン最後のクライマックスにどのような結果が待っているのか、最後までわからない展開になりそうだ。