成績も好調で、グッズも完成。来季残留も決定的に。

「一般的に、どこの球団でも1年目の外国人選手グッズはなかなか作り辛い傾向があると思います。活躍が見込めてからでないと途中でいなくなってしまうこともありますからね。ウチで言えばスレッジ選手は日本での実績があったので頭から作りましたけど、カスティーヨ選手はやはりスタートが遅れましたから」

　横浜のグッズを扱うベイスターズサービスの担当者が言うように、当たり外れが激しい外国人選手の場合、1年目からグッズ製作に踏み切ることはなかなかに難しいようだ。それは、あのグッズ王国・阪神タイガースでさえ、今季大活躍のマートンのグッズが発売されたのはつい先日という事実を見ても明らかである。

　社長がグッズを作ると明言してから2週間。ハーパーは好調を維持し結果を残し続けた。さらに、野球に対する真摯な姿勢と人柄が評価され、7月31日には早々に来季残留が決定的に。

　そんなことも追い風となったのか、異例の早さでグッズ製作は進み、今週6日のヤクルト戦からユニフォーム、タオル、リストバンドの発売が決定。

　さらに球団の発表によると、同日からＩ．W．ハーパーとコラボレーションした「ハーパーソーダ」が発売されるのだとか。そっちで来たか。

　しかもハーパーがホームランを打てば半額の250円で提供。お酒が飲めない中学生以下の子供には、やはり来ました「ありあけのハーバー」をプレゼント。ハーパー関連のグッズ、イベント、コラボ企画などはまだ検討中のものもあるらしく、今後の動きが注目される。

「ありあけのハーバー」のCMにハーパーは起用されるのか？

　暗くなりがちなチーム事情にあって、いつになく攻勢に出ている球団の仕掛けは実に評価できる。だが、どうせこれだけ盛り上がったのならば、勢いに乗じてハーバーのCMにハーパーを起用してみてはどうか。

　そのへんの可能性を株式会社ありあけ広報室の中倉小百合さんに聞いてみた。

「ハーパー選手とのコラボレーション企画やイベントなどは現在いろいろと検討しているところです。これも何かの縁ですし、一緒に横浜を盛り上げて行きたいですからね。でも、CMなどはまだちょっと……今後の活躍次第ということで」

　活躍次第。なんとも曖昧な言い回しだが、果たして外国人選手はどの程度活躍すればCMに起用されるのだろうか。記憶に残る限りの過去にCM起用された外国人選手の成績を調べてみた。

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