小川淳司の名言 

'12年オフ、ヤクルトの小川監督は、3年前に投手から野手へと転向した雄平に、投手への再挑戦を指示した。雄平は秋季キャンプで3年ぶりにブルペンに入ったものの、春のキャンプを前に「野手一本でいかせてほしい」と小川に伝え、二刀流に別れを告げた。「もちろん彼の決断は尊重します」と前置きしながらも、手薄な投手陣を考えれば、たとえワンポイントでも投げられる選手が一人いるかいないかで大きく変わってくる、と大胆な選手起用で実績を積み上げてきた小川らしい考え方をのぞかせる。戦力の上積みが期待できない以上、今いる選手たちが変わらなければならない、と小川は語気を強めた。

Number2013/3/30臨時増刊号(2013/03/23)