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女子サッカー・アルガルベ杯が開幕。
新生なでしこにホープは登場するか?
text by
河崎三行Sangyo Kawasaki
photograph byDaiju Kitamura/AFLO SPORT
posted2013/03/06 10:30
今大会ではU-20W杯に出場したヤングなでしこ組から田中美南(写真)や田中陽子など6人が初選出。佐々木監督は今秋までは若手を中心に戦うことを明言している。
目先の「結果」よりも、新生なでしこの萌芽が見たい。
アルガルベカップでのなでしこは、グループリーグ2戦目でドイツと対戦する。そして最終日の順位決定戦で顔を合わせるのは、おそらくアメリカかスウェーデンだろう。
このタフな2戦が、日本にとってのリトマス試験紙となる。
現在なでしこのFIFAランクは3位。しかも昨年のロンドン五輪では銀メダルを獲得した。そうした立場もあって、佐々木監督は今大会について「結果も求める」と発言しているが、恐らく本意ではあるまい。
チーム戦術を遂行しつつ、自らの個性も存分に発揮できる選手。そんななでしこの新星を一人でも発掘できれば、今年のアルガルベカップでの大きな収穫と言えるのではないか。