ロンドン五輪代表、最大の挑戦BACK NUMBER
アジア最終予選を勝ち抜くために……。
U-22代表に必要な4つの条件とは?
text by
佐藤俊Shun Sato
photograph byTakuya Sugiyama
posted2011/07/04 10:30
アウェーでのクウェート戦敗戦後の関塚監督は「今回味わった苦しい戦いが最終予選でも続くと思いますが、チーム一体となって1戦1戦大事に戦っていきたいと思います」とより一層の団結力による躍進を誓ったが……
個性が強く、他の選手に守備の負担をかけるが……。
現チームには、その役割を唯一果たせる原口元気がいるが、彼以外にも宇佐美貴史、宮市亮、金崎夢生、小野裕二、大前元紀、小川慶治朗ら突破力のある選手がいる。
彼らは個性が強く、他の選手に守備の負担をかけることもあるとは思うが、優れた個人技を持つ彼らのような選手になんとか1点奪ってくれることを託す……という場面が必ず訪れるはずだ。扱いにくいからといって外すのではなく、積極的に登用し、戦力にしていく監督の器の大きさも是非見てみたいと思う。
チームをいきなり強くする特効薬はない。
いろいろ制約がある中で、代表チームを強化していくには、弱点を見極めて修正と補強を繰り返し、長所を伸ばしていくという当たり前のことを当たり前にやっていくしかない。
最終予選まで、残り2カ月半。初戦は、アッという間にやってくる。