SCORE CARDBACK NUMBER
崖っぷちでの善戦を、今後にどうつなげるか。
text by
![吉松忠弘](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/6/3/-/img_63c0172edf1a3eec5d5017836b5eb9301895.jpg)
吉松忠弘Tadahiro Yoshimatsu
photograph byHiromasa Mano
posted2005/08/04 00:00
![崖っぷちでの善戦を、今後にどうつなげるか。<Number Web> photograph by Hiromasa Mano](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/1/0/350/img_1019bcf5934db89e4499f80e854ef22115306.jpg)
女子国別対抗戦のフェド杯と男子国別対抗戦のデ杯で、戦前の劣勢の予想を覆し、日本代表が地元開催でともに勝利を手にした。フェド杯は、浅越しのぶ、杉山愛という上位2選手を欠きながら、元世界4位のマレーバ、今年の全仏ベスト8の15歳カラタンチェバを擁するブルガリアに4―1で快勝。世界グループ2部残留を決めた。デ杯は、ベストメンバー同士の戦いで、エースの鈴木貴男が奮闘し、元世界9位のスリチャパンが率いるタイを破った。日本はアジアオセアニアゾーン・グループ1部残留となった。
男女ともに日本が劣勢の予想を覆して勝った経験はほとんどない。フェド杯が有明コロシアム、デ杯がなみはやドームという地元開催だったこともあるが、勝利に貢献した選手やスタッフの努力を素直に評価したい。特に、単複3勝を挙げたフェド杯の森上亜希子、デ杯の鈴木は見事にエースの役割を果たした。また、フェド杯の植田実監督、デ杯の竹内映二監督は、ともに今季から就任し、嬉しい監督初勝利となった。
![](https://number.ismcdn.jp/common/images/common/blank.gif)