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田澤廉でも佐藤悠基でも渡辺康幸でもない…あなたが選ぶ「箱根駅伝・日本人最強ランナー」No.1は誰?《700人アンケート》 

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posted2024/01/02 06:04

田澤廉でも佐藤悠基でも渡辺康幸でもない…あなたが選ぶ「箱根駅伝・日本人最強ランナー」No.1は誰?《700人アンケート》<Number Web> photograph by BUNGEISHUNJU

箱根駅伝「日本人史上最強ランナー」は誰か? Number Webでアンケートを行った

 高校から鳴り物入りで東海大に入学すると、その評判に違わぬ強さを箱根路でも見せました。特に2007年大会の1区での区間新記録は、2位に4分以上も差をつけ、前々回大会で吉居大和が更新するまで残ったというまさに「空前絶後」の大記録。その美しいランニングフォームも含めて、「記録」だけでなく駅伝ファンの「記憶」にも強く残った選手でした。

「3回の区間記録更新の実績。特に2年時の1区での単独走での衝撃の区間記録……厚底シューズがない時代としては圧倒的だと思います」(40歳・男性)

「3年連続区間記録、箱根では圧倒的な強さ、安定感があった。背も高く、走るフォームも美しく華もある選手で、今年はどんな走りをするのかとお正月の楽しみだった」(48歳・女性)

「3年連続違う区間での区間新は、99回大会でイェゴン・ヴィンセント選手(東国大)が成し遂げるまで佐藤悠基選手しか居なかった。先行逃げ切りオーダーで数々のエースが1区を走ってきたが、それでも15年更新されていなかった1区の区間記録も、さすが空前絶後の区間新だったと思う。東海大ファンとしては箱根駅伝で『佐藤悠基なら大丈夫』と思える、絶対的に信頼できるエースだったから」(30歳・女性)

3位 相澤晃(東洋大) 60票

 ここからいよいよトップ3の発表。

 60票を集めた相澤晃(東洋大/2017年~2020年)が3位に。

 箱根駅伝でエースが集う“花の2区”。その日本人最高記録を持つのが相澤です。10年以上破られなかったメクボ・ジョブ・モグス(山学大)という留学生の区間記録を破ったことも大きなインパクトを残しました。

 4年間チームの主軸として活躍した相澤ですが、その白眉は何といっても最高学年の4年生の1年間でしょう。出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝と学生三大駅伝のすべてでエース区間を担い、区間新記録を達成。まさに異次元の走りを見せました。大学卒業後も1万mで日本記録を更新するなど、日本のトップランナーとして活躍しています。

「2区で強いランナーが1番だと考えます。全員の学生時の実力でハーフマラソンの大会を開催したら相澤晃が負ける姿が想像できません」(20歳・男性)

「駅伝を好きになるきっかけになった選手だから。モグスを超えたあの年の2区の走りは衝撃的で今も忘れられません。速くて強い、そして外さない。本当にすごいランナーだと思います!」(18歳・女性)

「2区日本人記録。外国人ランナーに引けをとらないレースを毎年展開していて、『すごかった』の一言です。伊藤達彦選手(東国大)とのランニングデートも忘れられません」(38歳・女性)

【次ページ】 「留学生を超えた走り」

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