ヤクルト：ドラ1、ドラ2の投手が今もなお奮闘

〈東京ヤクルトスワローズ〉
　1位・石山泰稚・投手24歳/ヤマハ◎
　2位・小川泰弘・投手22歳/創価大◎
　3位・田川賢吾・投手18歳/高知中央高
　4位・江村将也・投手25歳/ワイテック
　5位・星野雄大・捕手24歳/四国IL香川
　6位・谷内亮太・内野手21歳/國學院大
　7位・大場達也・投手23歳/日立製作所

独特なフォームでヤクルトのローテを支え続ける小川　©Nanae Suzuki

　大阪桐蔭、藤浪晋太郎の外れ1位でヤマハの石山を獲得。クローザー、セットアッパーとして今年まで85セーブ、113ホールド。2位の創価大、小川は小柄ながら「和製ライアン」と言われるダイナミックなフォームで新人王、今季まで通算102勝。6位、國學院大の谷内は内野ユーティリティとしてヤクルト、日ハムで活躍するも今季、引退を表明した。

ソフトバンク：東浜が投手陣の核、真砂はWBC中国代表に

〈福岡ソフトバンクホークス〉
　1位・東浜巨・投手22歳/亜細亜大◎
　2位・伊藤祐介・投手22歳/東北学院大
　3位・髙田知季・内野手22歳/亜細亜大
　4位・真砂勇介・外野手18歳/西城陽高
　5位・笠原大芽・投手17歳/福岡工大城東高
　6位・山中浩史・投手27歳/Honda熊本
　育成1位・八木健史・捕手22歳/BCL群馬
　育成2位・大滝勇佑・内野手18歳/地球環境高
　育成3位・飯田優也・投手21歳/東京農業大北海道
　育成4位・宮崎駿・内野手21歳/三重中京大

　3球団競合の中、亜細亜大の東浜を獲得。2016年16勝で最多勝、今季まで通算69勝を挙げている。

長年ホークスのローテを守る東浜　©Hideki Sugiyama

　4位の西城陽高、真砂は「ミギータ（右の柳田）」と言われた強打者だったが2022年限りで社会人日立製作所に。両親が中国出身のため、今春のWBCでは中国代表でプレーした。

中日で唯一の生き残りはドラ1の…

〈中日ドラゴンズ〉
　1位・福谷浩司・投手21歳/慶応義塾大◎
　2位・濱田達郎・投手18歳/愛工大名電高
　3位・古本武尊・外野手22歳/龍谷大
　4位・杉山翔大・捕手21歳/早稲田大
　5位・溝脇隼人・内野手18歳/九州学院高
　6位・井上公志・投手24歳/シティライト岡山
　7位・若松駿太・投手17歳/祐誠高

　慶応大の福谷は当初、救援投手として活躍。2020年からは先発に転向。通算24勝38セーブ、53ホールドを記録。2位の愛工大名電・濱田は2014年に5勝を挙げるも以後振るわず、2022年に引退。7位の祐誠高・若松は2015年に10勝を挙げたが、右肩痛で2018年に自由契約に。以後はBCリーグ栃木、福島で投げている。

西武：クローザー増田、俊足の金子が健在

〈埼玉西武ライオンズ〉
　1位・増田達至・投手24歳/NTT西日本◎
　2位・相内誠・投手18歳/千葉国際高
　3位・金子侑司・内野手22歳/立命大◎
　4位・髙橋朋己・投手23歳/西濃運輸
　5位・佐藤勇・投手18歳/光南高
　育成1位・水口大地・内野手23歳/四国IL香川

金子は2度の盗塁王を獲得した　©Nanae Suzuki

　亜細亜大・東浜を外し、外れ1位で広島と競合してNTT西日本の増田を獲得。増田は最多ホールド1回、最多セーブ1回、救援の柱として活躍。3位の立命大、金子は駿足両打の内野手（のち外野に転向）として盗塁王を2回獲得。4位の西濃運輸、髙橋も左腕クローザーとして52セーブを挙げるも左肩損傷で2020年引退。

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