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マリノスが未来を託した左足「中村俊輔の出現はOBとして頼もしかった」水沼貴史が語る和司さん以来の衝撃と“バナナ”持参のイタリア出張 

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水沼貴史

水沼貴史Takashi Mizunuma

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photograph byKazuaki Nishiyama

posted2022/11/11 17:00

マリノスが未来を託した左足「中村俊輔の出現はOBとして頼もしかった」水沼貴史が語る和司さん以来の衝撃と“バナナ”持参のイタリア出張<Number Web> photograph by Kazuaki Nishiyama

ルーキー時代の中村俊輔。大きな期待を背負ってマリノスに入団した

 人なつっこさもあって、先輩からも後輩からも慕われていた。スタッフさんにもそう。復帰したマリノス、そしてジュビロ、横浜FCとクラブを渡り歩いてもすぐにチームに馴染めたのは、技術だけじゃなく、人格者としても認められていたから。たくさんの人が影響を受けたと思います。アウェー熊本での現役ラストマッチがその象徴ですよね。

解説で共演? 圧倒されてしまいそう…

 マリノスのOBとしては、またクラブに貢献してほしい思いはあります。ただ、今後、どういう道を歩んでいくのかは俊輔自身が決めること。指導者にしても、国内なのか、海外なのか。それこそプロのトップチームなのか、育成年代コーチなのか。それは外野が要求するものではない。どんな道を選んでも応援したいと思っています。 

 ただ、内田篤人や中村憲剛、阿部勇樹らも任命されたアンダー世代のロールモデルコーチは適任かもしれないですね。サッカーの知識や戦術眼は確かだと思いますが、何より“技術を教えられる人”は限られますから。もう反町(康治)技術委員長の構想にあるかもしれませんね。

 解説で共演? 俊輔の“感覚”に圧倒されてしまいそうですが、それも楽しみにしています(笑)。第二の人生も応援しています。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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