竹を割ったような性格だからこそ

「少年野球人口が減っていく中で、みんなで野球の将来について考えなければいけないのに、どうしてそんな壁があるんだと思う。エイジェックさんの記者会見の時に、少年野球5団体のトップの人と会食をしましたが、話してみれば、みんな野球が好きな普通の人なんですね。これから一緒に頑張っていきましょうよって、雪解けムードになりました。

　とにかく野球界はいろんな団体ごとの垣根があって、なぜサッカーのように一緒になれないのかって思いますよね。だから、エイジェックさんのこれからの展開について本当に楽しみにしているんです」

エイジェックでの記者会見　©Kou Hiroo

　エイジェックグループの記者会見には筆者も参加したが、他の団体の代表と共に記念写真に応じる広澤氏の存在感はさすがに頭抜けていて、スター選手のオーラを感じた。

　竹を割ったような性格の広澤氏は、これから「少年野球のニューリーダー」になっていくのかもしれない。新しい期待が湧き起こって来る。＜#1から続く＞