「巨人以外に浅野翔吾を1位指名するのはどこ？」「ヤクルト1位＆2位指名は先発ピッチャー候補」ドラフト全指名予想《DeNA・オリ・ヤクルト編》

DeNAも「1位・浅野翔吾は巨人より欲しかった」

【横浜DeNA　2022年ひとりドラフト指名選手】

✕　　浅野翔吾　17歳　外野手　高松商高　170cm86kg　右投両打
1位　矢澤宏太　22歳　外野手　日本体育大　173cm71kg　左投左打
2位　奈良間大己　22歳　遊撃手　立正大　172cm72kg　右投右打
3位　門別啓人　18歳　投手　東海大札幌高　182cm85kg　左投左打
4位　中山遥斗　24歳　二塁手　三菱重工EAST　173cm78kg　右投右打
5位　茨木秀俊　18歳　投手　帝京長岡高　182cm85kg　右投右打
6位　片野優羽　17歳　捕手　市立船橋高　183cm95kg　右投右打

【横浜DeNA　総評】

　首位ヤクルトには8ゲームと水をあけられたが、今季の横浜DeNAの2位健闘はお見事だった。

　三浦大輔監督2シーズン目。最下位だった昨季より勝ち星を19も増やし、左腕・今永昇太が11勝4敗、防御率2.26でエースに定着。同じ11勝8敗、防御率2.77の右腕・大貫晋一の高精度のピッチングには、三浦大輔監督の現役当時の投げっぷりが重なって見えた。

　昨年のドラフトでは、1位・小園健太（市立和歌山高）以下、6人の支配下指名のうち4人が「投手」だったから、今年は「野手」でいきたい。チームの実情もそうだろう。

　若手に「右打ちの野手」が少ない。大看板の宮崎敏郎三塁手、牧秀悟二塁手は右打ちだが、その次の世代がいないから、1位・浅野翔吾は巨人より欲しかった。最低でも3球団はあると覚悟していたから、巨人との五分の勝負とわかって、「ヨシッ」と思っただけに残念でならない。

　横浜DeNAでは、浅野翔吾を「内野手で……」と考えていた。

　それより、繰り上げ1位・矢澤宏太（日本体育大）が重複しなかったことの方を喜ぼう。藤嶺藤沢高から日体大……地元・神奈川から現れた逸材だ（※なお、日本ハムが矢澤宏太の1位指名を公表しています）。

　たとえば、佐野恵太、楠本泰史が両翼を守る場合、左中間、右中間をカバーできるセンターが欲しい。矢澤宏太の快足と強肩なら、文句なしだ。

　チャンスほど気負って、スイング軌道を波打たせてしまう傾向を感じる打撃。だが高いレベルで場数を踏めば、次第にカドもとれてくる。身体能力は天下一品だけに、野球が「大人」になってくれば、「1番センター」を10年こなしてくれる可能性を秘めた選手だ。

DeNA3位指名は“高校生No.1左腕”

　浅野翔吾は外したが、「右打ちの野手」、特に内野手はどうしても必要だ。

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