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昭和なタバコ文化の残るプロ野球。
原監督の“禁煙令”に思い出すこと。 

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プチ鹿島

プチ鹿島Petit Kashima

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photograph byKyodo News

posted2018/12/01 11:30

昭和なタバコ文化の残るプロ野球。原監督の“禁煙令”に思い出すこと。<Number Web> photograph by Kyodo News

来シーズンに向けて、原監督は岡本和真に4番打者固定とともに「禁煙令」を厳命した。

現役時代を思い出してみると。

 しかし私は覚えているのです。原監督の現役時代のことを。

 劇的なホームランを打った原辰徳の様子を伝えるベンチレポートで「いま、ベンチに戻ってきた原選手はまずダッグアウト裏に行き、おいしそうにタバコを吸っています!」というのがあったのだ。

 たしか現役晩年の頃だった。原の久しぶりのホームランに中継は盛り上がっていたので、大仕事のあとにまず一服して落ち着いているという報告は間違いなく「美談」調だったのである。中継を見ていた私も「さぞかし美味いたばこだろうなぁ」と普通に思っていた。

 そんな原監督が今回岡本に禁煙令というのも面白いではないか。自分が現役の頃に言われて嫌だったことを監督になったら実行するのが監督の性(さが)なのだろう。

 そもそも質問は「岡本が4番としてさらに成長するに何が必要か」であった。自分が現役の頃に禁煙していたらもっと凄い4番になっていたかも……という思いをずっと抱いていたのかもしれない。

FA戦線で飛び交った丸の噂話。

 さて、今年もプロ野球はFAの話題が多い。注目の1人は広島・丸佳浩外野手。

 大物になればなるほど噂は飛び交う。タブロイド紙にはさっそく「巨人熱視線のFA丸『家族は関東に引っ越した』情報」(夕刊フジ11月6日付)という記事が。

「実は夕刊フジは丸について気になる情報を得ていた」とし、

「地元広島の飲食店オーナーが『丸の家族はすでに関東に引っ越したそうだ』というのだ。さらに広島の球団関係者も『全然違うところから、それと同じことを聞いた』と証言。本当だとすれば、丸はすでに関東の球団へのFA移籍を決意し、すでにその準備に入っているということなのか」

 夕刊フジは報道陣の輪が解けるのを待ち、丸を単独で直撃。「ご家族が引っ越されたと、複数から聞いたのですが?」と聞いた。

「そのウワサ、どっから出たんですか?」

 一瞬驚いた表情を浮かべた丸だったが、「ウワサはウワサでしかないんで……」とだけ言い残すと、特に強く否定することもなくタクシーに乗り込んだ。

 カープファンにはなんとも気になる記事だ。

【次ページ】 独り歩きする怪情報に……。

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