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内田、闘莉王、三浦淳が心情を吐露。
日本代表、ミーティングの歴史とは。 

text by

二宮寿朗

二宮寿朗Toshio Ninomiya

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photograph byJMPA

posted2014/12/22 10:40

内田、闘莉王、三浦淳が心情を吐露。日本代表、ミーティングの歴史とは。<Number Web> photograph by JMPA

日本代表の頼れるキャプテン、長谷部誠。内田篤人が無人島に連れて行きたい人を聞かれて「大工、漁師、長谷部」と応えたエピソードは有名。

ザックジャパンの結束力は、最高だった。

 ブラジルでの選手ミーティングは、「イトゥの夜」を最後に行なわれなかった。ギリシャ戦の前も、コロンビア戦の前も。

 コートジボワール戦の敗戦があまりにショックだったから?

 いや違う。

 これ以上ない最高の選手ミーティングが出来たがゆえに、みんなの心を確かめ合ったがゆえに、次をやる必要がなかったのだ。長谷部はそう踏んだに違いない。

 ブラジルでは勝てなかった。何かが足りなかったのは事実だが、それでも、あのチームが最高の結束力を持っていたことについて、筆者は今も全く疑いを持っていない。

 W杯が終わってアギーレジャパンに体制が移行しても、ザックジャパンの面々が変わらず中心を担っている。最高の仲間であること、最高のチームであることをぜひアジアカップの場で証明してもらいたいものだ。

 胸のうちを明かしてあの夜、語り合ったこと。それはきっと各々の胸に深く、強く刻まれているはずだから。

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