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【Podcast】「人と人の頭の隙間から見て…」長谷川晶一が語る池山隆寛の引退試合と“超満員”神宮「飯田さんと稲葉さんに聞いてみたい、と」《ヤクルト特集記念》

2026/09/03
収録日は8月27日。長谷川氏はその足で神宮へ向かった。

 Number1150号〈それでも、やっぱり、スワローズ。〉では、サンケイスポーツの番記者の方々をはじめ、スワローズに造詣の深いライター陣に記事を執筆していただいている。中でも、今回のポッドキャストに登場する長谷川晶一さんには合計4本の記事執筆をお願いした。

 1本目は巻頭企画でもある池山隆寛監督へのインタビュー(池山隆寛「こんな監督、いてもいいよね」)。2本目は入団2年目の輝きを取り戻しつつある奥川恭伸投手へのインタビュー(奥川恭伸「まだ天井は先にある」)、3本目は池山監督の現役時代を振り返り、引退試合についてまとめたドキュメント(「ブンブン丸、最後の一振り」)。そして4本目は歴代スワローズ監督の系譜を紐解いたコラムだ(「厳しさと優しさと――優勝監督の絶妙な循環」)。

中野の喫茶店で長谷川晶一が語った裏話。

 今回は、長谷川さんにそれぞれの取材に関する裏話をお話しいただいた。中でも引退試合ドキュメントに関しては、その背景にある記憶を熱く語っている。

 7月上旬、中野の喫茶店で本特集の打ち合わせを行っていた際、長谷川さんは「あの時現場にいたんです」と話した。

「会社抜けだして神宮行って、試合終わってから戻って朝まで仕事したっていうのをはっきり覚えています。原稿でも書きましたけど、この日は超満員だったんですよ。ライトスタンドの立ち見だったんですけど、僕の前に二重三重に人が立っていて、人と人の頭の隙間からグラウンドを覗き見るみたいな感じで、前の人の後頭部を見ている方が長かったんじゃないかっていうくらい人が多かったですね」

 細部までありありと思い起こす長谷川さんを見て、私は当時を描いた記事を読みたいと考えていた。

©BUNGEISHUNJU
©BUNGEISHUNJU

池山隆寛の引退試合で見た雄姿とは?

 24年前、神宮での最終試合となった広島戦、池山は三番ショートで先発出場していた。途中守備位置を変えながら、痛みと戦いつつ懸命に最後の雄姿を見せていく。そして無安打のまま迎えた8回裏の第4打席、左中間を見事に抜ける二塁打を放ったのだった。

「きちんと打球の行方が見えたわけじゃないんですけど、あのスイングとか打球の角度とか見た時に僕は『入った!』って思ったんですよ。のちに家に帰って見たら頭を超えたツーベースだったんですけど、にしても池山らしい当たりだなというので、大満足だと」

 しかし、ドラマは続く。同点のまま9回を終え、延長戦に突入。10回表に広島が1点勝ち越すと、その裏は9番からの打順だった。池山に回すためには、誰かひとり塁に出る必要がある。

飯田がセーフティ、稲葉が犠打。

 先頭バッターは初球を打って凡退。続く1番飯田哲也が、初球をフルスイングした後、三塁方向への絶妙なセーフティバントを決め、出塁した。続く2番稲葉篤紀もセーフティ気味の犠打を決め、2死二塁、一発出れば逆転という最高の舞台が整った状態で池山の第5打席となった。

「飯田さんの最初のスイングは2球目のバントのためのエサをまいたのか、それとも初球のスイングをもって打てないぞと思った、あるいはサードが深いぞと2球目から急遽変えたのか、この辺がずっと謎だったので本人に聞こうというのがこの企画のテーマの一つでもありました。(続く稲葉さんは)ゲッツーだったら池山さんに回らない。でもホームラン打っても終わる。稲葉さんにもあのセーフティバントは最初から考えていたのかどうか、ホームラン打つのやめとこうと本人が思ったのかどうか。これは絶対聞いてみたいと思いました」

©Nanae Suzuaki
©Nanae Suzuaki

 長年の長谷川さんの謎の答えは、しっかりと記事に込められているので是非お読みいただきたい。

 今回のポッドキャストでは以下のようなトピックについて話を聞いています。

  • 引退試合当日の神宮球場の様子
  • 「ホームラン打つな」と願った初めての経験
  • 池山監督に問うた若手とのコミュニケーション
  • “はにかみ坊や”な一面を持つ若手とは?
  • 「ギャップ萌え」した奥川恭伸の本音
  • 「まだ天井は先にある」タイトルの深層

 長谷川さんが日々スワローズを観察する中で感じた疑問、そしてそれの答えとなるよう記事に込めた思いを吐露する約25分のポッドキャスト、是非お楽しみください。

※ポッドキャストはNumberPREMIER会員限定で、ログインするとこのページ下部でご視聴いただけます。

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