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「情けない、不甲斐ないなって」二軍落ちも経験…長岡秀樹が抱く野球漬けの日々への“原動力”とは?「恐怖心とか、不安なんです」《スワローズ》
スワローズのため、ファンのため、勝利に導く使命がある。千葉・八千代松陰高から入団して7年目の長岡秀樹には自覚が芽生えた。昨季セ・リーグ最下位に沈んだチームは今季、一時首位に立つなど話題をふりまいている。その中で背番号7には、ひと際大きな声援が送られてきた。主砲だった村上宗隆が米大リーグに挑戦し、球団の“顔”として先頭に立つべき選手が欲される今、試合に出続ける覚悟と気概を持ちグラウンドに立っている。
「痛いとか、きついとか、しんどいとか言っていられない。僕の調子がいいとか、悪いとか、見ている人からしたら関係ない。どんな状況であれ、同じモチベーションで結果を残して、勝ちを届けないといけない。ただそれだけです」
どちらの道に進むべきなのか――。昨年10月。新生ヤクルトの誕生を前に、長岡は理想と現実の狭間にいた。ヤクルトの二軍施設である埼玉・戸田球場で行われていた秋季練習でバットを思い切りスイングし、右方向に引っ張る強い打球を何発も飛ばしていた。他にも、今まで意識していなかった下半身をうまく使えるようにするため、椅子に座った状態から立ち上がってティー打撃を行うなど新たな取り組みも実施。全ては「強い球を数多く打つため」だったが、その中にはある“本音”も隠されていた。
「長打は僕自身一回捨てたんですけど、まだ若いし、もっと求めていいんじゃないかって。生き残るために『ヒットを打つ』『率を残す』という方向に転換したんですけど、気持ちのどこかで『ホームランを打ちたい』とか『長打を打ちたい』っていうのもあるんです。やっぱり野球人なので、ホームランってすごく魅力的ですし、ファンの人たちもそういう野球を見たいと思う。複雑で、あいまいで。本当に難しい。いろいろな感情と戦っています」
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