7月の世界選手権代表選考を兼ねた競泳日本選手権が、4月16日から19日にかけて行なわれた。北島康介が欠場し、柴田亜衣、中村礼子ら長年日本代表で活躍してきた五輪メダリストたちが引退したあとを受けての大会だけに、どのような泳ぎがみられるか注目されたが、結果は予想以上のものだった。
世界記録までわずか0秒08に迫った背泳ぎ200mの入江陵介、世界歴代3位をマークした背泳ぎ100mの古賀淳也など、誕生した日本新記録は合計で20を数える。北京五輪後、日本代表ヘッドコーチに就任した平井伯昌氏も笑みを浮かべた。
「これならかなり世界と戦えるなと思える種目が多かったので、大会全体では80点以上をつけられます。ロンドン五輪へ向けての出発点という意味では、150点以上かもしれませんね」
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photograph by Takao Fujita