いよいよ第2回WBCの開幕まで約2週間と迫った。参加する16チームのなかで、最も豪華な顔ぶれが揃いそうなのはドミニカ共和国だ。前回も出場したD・オルティス(Rソックス)やA・プホルス(カージナルス)らの大砲が今大会も主軸として顔を揃えるのは確実で、J・レイエス(メッツ)や、H・ラミレス(マーリンズ)ら若手も豪華絢爛。1次候補全員がメジャー経験者という、正真正銘のドリームチームが結成される見込みである。
その豪華な暫定メンバーに、所属チームが記されないまま一人の大投手が名を連ねている。サイ・ヤング賞を3度も受賞し、かつては“最高の投手”と称されたペドロ・マルティネスだ。肩の故障などで近年は思うような成績を残せず、昨季も5勝6敗、防御率5.61と首脳陣を落胆させた。今オフFAとなったが、金融危機の影響もあって、現時点でどの球団からも正式なオファーが届いていない。
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photograph by Yukihito Taguchi