ボクシング界昨年の「世界のMVP」は、どのメディアもぶっちぎりでマニー・パッキアオを選んでいる。当然だろう。4階級制覇の上、12月オスカー・デラホーヤ戦のまさかの快勝である。
この試合前までは、ウェルター級の「ティファナの竜巻」アントニオ・マルガリートがMVPと年間最高試合賞独占かと見られていた。死闘の果てに不敗王者ミゲル・コットを倒した一戦があまりに強烈だったからだが、パッキアオの快挙で逆転されてしまうとは。それでもパッキアオ対デラホーヤ戦が最高試合に選ばれなかったのは、やはりゴールデンボーイの衰えがあまりに顕著だったからか。この試合を見る限り、世界のトップ選手としてはもはや限界で、パッキアオの強拳が「引退勧告」したかたちだ。
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