あるビジネス誌の取材でグルノーブルのGMに就任した祖母井秀隆氏に会う機会があった。オシムを日本に呼んだGMとしての交渉力や営業力を中心に話を聞いたのだが、個人的にどうしても訊いてみたかったことがあった。
「いい監督」と「悪い監督」の見分け方、である。
祖母井GMは今までにオシムを筆頭にベルデニックやベングロッシュなど東欧の名将を続々と連れてきて、ほとんど外れクジを引いていない。ヨーロッパの伝統ある名門クラブでさえ、ダメ監督を雇って痛い目にあうことがあるというのに。
祖母井GMがまず重視しているのは、「アクションをおこせる」という要素だった。
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photograph by Yukihiko Kimura