チャンピオンズ・バトルが激しさを増している。これでもかという速さを母国ドイツGPで見せつけ3連勝のM・シューマッハー。熱波が続くヨーロッパ、ホッケンハイムも前戦フランスGPに続いて“耐熱ゲーム”と化した。フェラーリはブリヂストンに思い切ったソフトコンパウンド・スペックをリクエスト。それがピッタリはまった。少しでも柔らかさが異っていたらタイヤトラブルが起きても不思議ではない、まさにチャレンジングなチョイスだった。
ルノーとミシュランはチョイスに迷いがあった。ハードは硬すぎてタイムの出方が悪いばかりか、ライバルのフェラーリにスピードで劣る。ソフトはその点において対抗できるものの、高温状況でロングランし続けた場合の磨耗度合いで不安がある。
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photograph by Hiroshi Kaneko