WGP250ccクラスで総合8位になり「2006ルーキー・オブ・ザ・イヤー」を獲得した青山周平が、'07年、「ホンダ・レーシング・スカラシップ」卒業のシーズンを迎える。昨年は初めてのサーキットに苦戦したが、予選ではフロントローを3回獲得。ルーキーとは思えない速さで注目された。
その好走の背景には、子供のころから一緒に切磋琢磨してきた兄・青山博一、そして、良きライバルであり仲間でもある高橋裕紀の存在があった。GPではライバルにライン取りを教えるような親切な選手はおらず、ルーキーは厳しい戦いを強いられる。日本人同士であってもそれは変わらないのが通例だが、ともにスカラシップ生で気心知れたふたりの先輩の存在は、周平にとって大きなアドバンテージだった。
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photograph by Satoshi Endo