Jリーグは停滞している──。筆者がドイツから一時帰国し、ひさしぶりにJリーグを観戦した率直な感想がこれだった。もちろん3週間の滞在だったのですべてを見たわけではないが、ワンプレーにかける気迫や真剣度が、欧州に比べると随分と軽かった。このプレーに負けたら自分の職を失う、そういう緊張感をJリーガーから感じられない。浦和の高原直泰が、ブンデスリーガ時代に比べ驚くほどリラックスした表情でプレーしているのが印象的だった。
そう感じているのは筆者だけではないらしい。日本サッカー協会の犬飼基昭会長が、会長就任時のスポーツ紙のインタビューで、まさに本質を突いた分析をしていた。
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