#700

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夢見る男を支え続けて“闘将”江藤慎一、逝く。

2009/03/08

 ナンバー700号の歴史を振り返ったとき、特に思い出に残っているのが118号『江夏豊 たった一人の引退式』である。稀代の一匹狼で、球団主催の引退試合が行われなかったため、'85年1月19日、ナンバー主催、名球会協力で江夏の引退式を行ったのだった。

 この式に球界からの反応は冷たかった。各球団からは球場の使用を断られ、当初は名球会も背を向けていた。そんななか、名球会の先頭に立って協力体制を築いたのが江藤慎一だった。夢を追う男が好きだった。その後、江夏はメジャーに挑戦するのだが、夢破れて成田空港に帰ってきたとき、名球会でただひとり出迎えに来たのも江藤だった。2月28日、その江藤が70歳の生涯を閉じた。

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